バイオテックスーツ情報+α [気になるニュース]
オンワード樫山さんのHPにバイオテックスーツありました
縫い糸は絹(シルク)糸と綿糸 、パットや芯地は毛(ウール)や綿(コットン)、裏地はキュプラなど
パンツのフロント留めは金属やプラスプラスチックファスナーを使用せず、ボタン留め・・・etc
判らないのは染料だけですね
「使用する原料や副資材は、土の中でほぼ一年で土に還る生分解性素材を使用。」 ということ
よく読んでみると、スーツの原点回帰?
裏地のキュプラを除けば、合成繊維が出来る前のスーツの仕立て方と一緒ではないでしょうか
異なるのは、新しい技術との組み合わせ、過去に遡るだけではなく、新しさを加味しての開発です
これもドラッガーのいうイノベーションなのかな?
一つだけ、気になることが ・・・
裾上げしなきゃいけないと思うけど、その部分の糸はどうなるんだろう?
まぁ、伊勢丹新宿店と日本橋高島屋本店のみでの販売ということで、ちゃんと補正用の糸も準備されているのでしょうね
バイオテックスーツ [気になるニュース]
朝の通勤時に見かけた気になるニュース 帰り着いて調べなおしたら出て来ました。
オンワード樫山さんが”土に埋めると、バクテリアに分解されて大地に還り、土中に有害物質を残さない「バイオテックスーツ(BIO TECH SUIT)」を世界で初めて商品化”とのこと
五大陸とJプレスの二つのブランドから販売されるみたいですね
記事を読んでみると
「バイオテックスーツ」は、外見や耐久性は普通のスーツと変わらず、高いファッション性を備えながら、自然界に存在するバクテリアに分解されて土に還る
「生分解スーツ」です。ご不要となった際に、土に埋めるとほぼ1年で、バクテリアの酵素により水と二酸化炭素に分解されます。また、人間の健康を害する物
質と定義されている重金属類、発ガン性物質、アレルギー誘発物質が使用されていないということをエコテックス国際共同体の試験機関によって証明された「エ
コテックス規格100」を、スーツとして世界で初めて認定取得しており、土中に有害物質を発生させません。
同商品は金属を一切使わず、生地や糸はもちろんのこと、ボタンにいたるまで天然素材を使用しており、地中に埋めると約1年で土に還る。
生地には天然素材のウールを100%使用。裏地もコットンを原料とした“生分解性”のある再生繊維を用いている。また、ボタンはたんぱく質を原料としてお り、ズボンのファスナー部分にもこのボタンを使用している。
フムフム 天然素材であるウールを表地に、 裏地はキュプラかな? リヨセルじゃあないでしょうから
もちろん縫い糸も天然繊維なんでしょうね 綿糸だろうか
ボタンが蛋白質ということはラクトボタンか
ウエットクリーニングで漬け込み時間が長すぎると溶けたり、柔らかくなったりするなぁ
染料は重金属を含んでいないということで、含金染料じゃないということか
まぁ含金染料や金属媒染染料は世界中で規制されてるからなぁ(先進国では日本だけ使用???)
となると、反応染料の可能性が高いので汗による加水分解や汗と紫外線による退色が心配だ ・・・
見えないけど、芯地はどうなっているんだろう???
接着芯じゃないだろうから、麻芯かな? 毛芯かな??
なんて、 ことを考えてしまうのは職業病でしょうか
これは買わなきゃ、買って着て、クリーニングしてもらって
そしてバラして調べなきゃと思ったのですが
まずは6月2日から東京のみの販売みたいで ・・・
こっちは秋くらいになるのかなぁ
う~ん 6月の始めの土日くらいで東京へ行くかなぁ
でも、その時には売り切れてたらどうしよう
などと、財布の中身も考えずに妄想してしまいました
しかし、気になるなぁ
事業仕分け [気になるニュース]
ただいま 事業仕分け(厚労省関連)が終わりました
クリーニング師研修事業や生活衛生振興助成費等補助金など、クリーニングに関係のある内容で、A会長、S専務も説明員として出席していましたが、結果は厳しいものに ・・・
ディベートできないところを見せてしまいましたね
外部との交渉ごとより、内輪の話ばかりしてきたツケでしょうか
説得力のある説明(具体的なデータもないし)が出来ないからしかたないか
これから、どうなるのか
クリーニング師研修や従事者講習がどうなるのか?
当事者の一人として心配です
大学生の基礎学力低下 [気になるニュース]
Yomiuri onlineにあった記事です
しかし、大学生だけかなぁ???
クリーニング屋さんも『どう処理したらいい?』を知りたがる人は多いけど、『何故?』まで知ろうとする人は少ない
『どんな素材で、何が、どうなったから今の状態がある』 を考えないと、毎回同じ質問を繰り返すか、素材を考えずに無茶をして失敗を招くことになると思うのだけど ・・・
事前に検討すべきことは、素材の種類とその素材の持つ特性、染色方法、シミや汚れの成分とその影響、仕上げ方などは最低限検討すべきこと
まったく同じものは存在しないけど、それをある程度類型化し、なるべく広い範囲で使用できるようなパターンを作ること
これがプロの技術になるのでしょう
来週のクリーニング学院の授業も、分析力や計算力を鍛えようかな
使用量、濃度の計算もできないと困るし
宝石色に染める [気になるニュース]
今日のasahi.comに 「宝石色」に輝くショール 石砕いて染める新技術 というのがありました。
宝石を細かく砕いて、繊維と静電気でくっつけて、その後は樹脂加工するという新技術
似たような技術を別のところで聞いていたので興味があります。
しかし、気になるのがお金との相談
このような新技術の衣類などが出てくると、つい手元に置いてあれこれ試したくなるのですが
私のような一般人にはメーカーさんが無料提供してくれる訳でもなく、購入しなければいけません。
シーズンが終わった頃に騒いでも現物が無いような不手際はしたくないし ・・・
そうなると、5月末のインターネットでの試験販売で購入しなければ手に入らない可能性も
また、研究開発費がかさみそうです
しかし、これをやって行かなきゃ意味が無いし
安いことを祈っておきましょう